PacketStorm VIP – Media Over IP Analyzer

PacketStorm VIP – Media Over IP Analyzer

IP系 試験・測定・監視・検証機

 

ハイビジョン、4K、8Kに代表される放送コンテンツの高解像度・高品質化は、同軸ケーブルを用いた同期転送から、Ethernetを用いた非同期転送へと大きな変革をもたらしました。

この移行には、SMPTE(米国映画テレビ技術者協会)がイニシアチブを取り規格化されたST2022、ST2110*がその仕様の中核となっています。現在、多くの放送機材がその対応を進めています。

VIPはPTPを用いて、非同期転送環境下でのコンテンツ同期を補償するST2110規格に対する各機器の振る舞いを確認出来る解析機器です。

  • ST2110-10,20,30,40各RTPコンテンツパケットの揺らぎを、各々ハードウエアタイムスタンプ、RTPタイムスタンプを用いてリアルタイムで測定可能。また、最大10項目を任意に選択し同時にモニタ可能。
  • ST2110-21 トラフィック(非圧縮)シェーピングモニタ機能
  • 解析結果はテーブル表示の他、時系列グラフとしてもリアルタイム表示可能。また、それぞれをCSVファイルとして保存可能。
  • パケットキャプチャ及びデコード機能
  • 取得パケットを外部ノードへダウンロードし、WireSharkで解析可能
  • PTPリファレンス入力は 、1G(RJ45)/10Gbps(SFP+)共に対応
  • RTPデータ入力は、10Gbps(SFP+)(10Gモデル)、10/25Gbps(25Gモデル)に対応

ST2110

ST2110はSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)が開発した、IPネットワーク上で時刻同期をしながら個々の信号伝送(音声、動画、その他の付随的なデータ)行う規格です。ST2110はその時刻同期手法に、ネットワーク上の全ての機器に時刻と基準時刻の配信を可能とする規格であるST2059を用いています。

ST2110 RTPパケットの種別
2110-10 システムタイミング
2110-20 非圧縮動画
2110-21 非圧縮動画トラフィックシェーピング
2110-30 PCM音声
2110-31 AES3透過伝送
2110-40 その他のデータ
ST2022

ST2022はSMPTE(米国映画テレビ技術者協会)が開発した、IPネットワーク上でビデオフローを伝送する為の規格です。具体的には、IPネットワーク上でのSDI(シリアルデジタルインターフェース)信号(音声、動画、その他の付随的なデータ)の伝送を目的とします。この規格の重要な側面は、伝送中に瞬間的に発生したパケットロスを補償するFEC(順方向エラー訂正機能)を採用している事です。本規格は以下の7項目が公開されています。

2022-1 リアルタイム順方向エラー訂正
2022-2 CBR(Constant Bit Rate:不変ビットレート)環境下に於けるMPEG-2ストリーム伝送(片方向)
2022-3 VBR(Variable Bit Rate:可変ビットレート)環境下に於けるMPEG-2ストリーム伝送(片方向)
2022-4 非区分(Non-Piecewise Bit Rate:非区分一不変ビットレート)環境下に於けるMPEG-2ストリーム伝送(片方向)
2022-5 高ビットレートメディア環境下に於けるリアルタイム順方向エラー訂正
2022-6 高ビットレートメディアでの信号伝送
2022-7 シームレスプロテクション