PacketStorm Hurricane VII

PacketStorm Hurricane VII
5G IP系 試験・測定・監視・検証機
PacketStorm Hurricane VIIは、実網(IPクラウド)で起こりうる「パケットロス/遅延/ゆらぎ」といった障害現象や既知の伝送特性、事象等を本機を通過するパケットに対して印加するIPネットワークエミュレータです。
本製品は、1G/10G/25G/100Gまでの高トラフィックレートのネットワークに対応し、I/Fは、1G/10G/25G SFP28ポート x4/8もしくは、10G/25G/100G QSFP28ポート x2/4から選択可能です。
シンプルな機能設計により、最大スループットが396Gbps*、内部遅延は通常で10µ秒、最大で100µ秒と従来製品より向上しました。
(*1400 byteのパケットに片方向遅延を100msで印加した場合)
また、オプションで放送系の規格であるSMPTE-2022-1/2及びSMPTE-2022-5/6のFEC検証機能や、SMPTE-2022-7 Hitless試験機能を追加可能です。
特徴
Delay、Jitter、Decimate、Drop、DropNOW、Reorder、Throttle、Duplicate、Burst Drop、Bit Error、Packet Accumulate & Burst、FEC Aware、Active Video
フィルタ機能
物理入力ポート、IPアドレス(送信元/宛先)、ポート番号(送信元/宛先)、プロトコル番号、MACアドレス(送信元/宛先)、IPv6(送信元/宛先)、VLAN、RTP、ユニバーサル、HTTP
ヘッダ書き換機能
MACアドレス(送信元/宛先)、IPv4アドレス(送信元/宛先)、ポート番号(送信元/宛先)
SMPTE対応
SMPTE-2022-1/2 FEC検証機能、SMPTE-2022-5/6 FEC検証機能、SMPTE-2022-7 Hitless試験機能
※本製品ページに掲載の情報(画像や仕様など)はいずれも2025年9月現在のものであり、予告なく変更となる可能性がございます。最新の情報につきましては、お手数ですが営業担当までお問い合わせ下さい。
PacketStorm Hurricane VIIは以下のようなIPネットワーク上でおこり得る様々な障害を通過するパケットに印加することができます。これらの障害はひとつのリンク上に複数種類設定できます。
項目 | 説明 | 入力パラメータ |
---|---|---|
Delay | パケットに遅延を発生させます | 0~10s |
Jitter | パケットに揺らぎを発生させます | 0~10s |
Drop | パケットを任意の割合で落とします | 0~100% |
Duplicate | ランダムにパケットを重複させます | 発生頻度:0~100% |
Decimate | Nパケットごとにパケットを1つ落とします | N=1~10,000パケット |
Throttle | 帯域を制限します | 10~100,000Mbps |
BitError | ビットエラーを発生させます | レンジ:10e-18~0.5 ペイロードオフセット:0~9,000Bytes |
ReOrder | パケットの順序を入れ替えます | パケットのホップ数:1~255 発生頻度:0~50% |
Accumulate & Burst (オプション) |
ネットワークのバーストをエミュレートします | バーストサイズ:1~10,000 パケット Queue:1~20,000 パケット バースト間時間:0~10,000ms |
DropNOW(オプション) | 手動でDropを発生させます | 1~4,000,000 パケット |
Hitless(オプション) | SMPTE-2022-7準拠 。指定されたRTPシーケンス番号に一致するパケットをドロップします | |
FEC-SMPTE-2022-1/2, FEC-SMPTE-2022-5/6 (オプション) |
指定されたPTRパケット又はFECパケットをドロップします |
※本製品ページに掲載の情報(画像や仕様など)はいずれも2025年9月現在のものであり、予告なく変更となる可能性がございます。最新の情報につきましては、お手数ですが営業担当までお問い合わせ下さい。
PacketStorm Hurricane VIIは、オプションで放送系の規格であるSMPTE-2022-1/2及びSMPTE-2022-5/6のFEC検証機能や、SMPTE-2022-7 Hitless試験機能を追加可能です。
SMPTE-2022-1/2及びSMPTE-2022-5/6のFEC検証機能
SMPTE-2022-1/2 (MPEG-2トランスポートストリームのIP伝送を規定) 及びSMPTE-2022-5/6(非圧縮のSDIストリームのIP伝送を規定)においてRTPパケットのXOR(排他的論理和)演算による誤り訂正符号化(FEC)が規定されています。
本製品のFEC Aware機能を使用することで、配列形状に仮想的に配置された任意のRTPパケット及びFECパケットをドロップさせ、FEC機能の確認及び運用環境下での事前検証を行うことが可能です。
SMPTE-2022-7 Hitless試験機能
SMPTE ST 2022-7は冗長化された伝送路上を各々伝送される同一コンテンツのストリームをシームレスに切替えるための受信機が備えるべき要件を規定しています。
SMPTE ST 2022-7において、受信機は常時同一のパケットを2つの異なる伝送路から受信し、ストリームを再生しています。伝送路1に障害が発生した際には、伝送路2の冗長系に瞬時に切替えることでストリーム再生の冗長性を確保します。
本製品のHitless機能を使用することで、1つの伝送路のRTPシーケンス番号を指定してパケットドロップさせることにより、受信側の機器がSMPTE-2022-7に対応しているか試験がすることが可能です。
※本製品ページに掲載の情報(画像や仕様など)はいずれも2025年9月現在のものであり、予告なく変更となる可能性がございます。最新の情報につきましては、お手数ですが営業担当までお問い合わせ下さい。
Impairments
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Video Applications(オプション)
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Modifiers(オプション)
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Filters
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Statistics
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筐体仕様
機能 | IPネットワーク・エミュレータ |
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エミュレーション・インタフェース |
25G 4ポートモデル:1G/10G/25G Ethernet(SFP28) × 4ポート 25G 8ポートモデル:1G/10G/25G Ethernet(SFP28) × 8ポート 100G 2ポートモデル:10G/25G/100G Ethernet(QSFP28) × 2ポート 100G 4ポートモデル:10G/25G/100G Ethernet(QSFP28) × 4ポート |
最大スループット | 396 Gbps (1400 byte packets, 100ms uni-directional delay) |
電源 |
入力電圧:90-264V 最大消費電力:175W |
オペレーション環境 |
温度 : 10 – 22 ℃ 湿度 : 40 – 60 % ウォームアップタイム:約30秒 |
寸法 / 重量 | 寸法 : 152mm x 482mm x 355mm 重量 : 15.9kg |
LANインタフェース | RJ-45(10/100/1000BASE-T) |
※本製品ページに掲載の情報(画像や仕様など)はいずれも2025年9月現在のものであり、予告なく変更となる可能性がございます。最新の情報につきましては、お手数ですが営業担当までお問い合わせ下さい。