KEOLABS ProxiLAB Quest

KEOLABS ProxiLAB Quest

L1コネクティビティ モバイル端末用 試験・測定・監視・検証機 NFC&Payment

 

NFCリーダー/カード エミュレータ
ProxiLAB Questは、13.56MHzを使用して通信される近距離無線通信(NFC)のほぼすべてのプロトコルをサポートし、NFC機器の特性検証が行え、ISO 14443, EMVCo, NFC Forumなどの仕様に対する準拠試験のプラットフォームとして使用できるリーダー(PCD)およびカード(PICC)エミュレータです。
エミュレートされるPCDやPICCの信号は、アナログレベル、デジタルレベル共に細部のパラメータまで完全に制御することができます。また、デフォルトで高周波回路の通過・反射電力の周波数特性を測定する20 dBm VNA (Vectorial Network Analysis)機能が搭載されています。
また、ハードウェアは最新テクノロジーのVHBR (Very High Bit Rate) ASK, PSKに対応し、PSKは27 Mbpsまでサポートします。
実際のテスト環境に合わせて必要な機能(PCD側のエミュレーション、PICC側のエミュレーション、デジタル制御、アナログ制御、VHBR対応)を選択してご購入いただけます。(後からの機能追加とインストールは容易に行うことができます)
また、各仕様向けのアンテナやアクセサリ類と合わせてご購入いただくことも可能です。

機能面での特徴

  • 高精度AWG (Arbitrary Waveform Generator)搭載:高精度なRF波形を生成
  • I/Q復調機能搭載
  • 20 dBm VNA (Vectorial Network Analysis)機能搭載
  • プレイコライザフィルタリング

 

利用面での特徴

  • NFC機器のプロトコル準拠確認
    エミュレートして通信を行う相手方との通信ログを取得
  • NFC機器の特性試験
    アナログ特性やデジタルステートの確認
  • カード/リーダのRF波形分析
    Quest Softwareやオシロスコープで容易に解析
  • カードEMDのプロファイリング
    Quest Softwareで確認可能
  • 共振周波数/Qファクタの測定
    VNA機能で測定可能

対応プロトコル

  • ISO/IEC 14443 (A/B/B’), MifareTM
  • VHBR (ASK, 27 MbpsまでのPSK):PCD側
  • ISO/IEC 15693, 18000-3
  • FeliCaTM (JISX6319)
  • NFC IP-1, NFC IP-2 (ISO/IEC 18092, ECMA340)

 

ハードウェアインターフェース

  • Ethernet
  • USB 3.1
  • 汎用I/Oポート(SMA) × 3
  • HDMI × 2
  • アナログ入力 × 2
  • RF出力 × 2

 

フリーウェア Quest

Questソフトウェアは、全てのKEOLABS社製品(ハードウェア)を制御することができると共に、卓越した通信解析機能を有するソフトウェアです。
Questには、NFCの試験で一般的に使われるShmooテストやカードの応答性試験等が予め設定されており、ワンクリックで試験の実行が行える機能も搭載されています。
このソフトウェアインタフェースは正確な時間計測(タイミングの計測)、試験結果の波形やプロトコルの確認、検索機能、統計機能を始め詳細なプロトコルの解説など多くの機能を有しており、抜群なキャプチャデータの解析のしやすさを誇ります。
Questはフリーソフトウェアですので、KEOLABS社製品を所有されていない他の部署や取引先、客先ともキャプチャデータを共有できます。

 

オプション

ProxiLAB Questは必要な機能(エミュレーション種別)を選択してご購入いただけます。また、ご購入後の機能追加は容易に行うことができます。

  • SC-ProxiLAB-HW Quest (with VNA) :VNA機能付きハードウェアプラットフォーム(以下のいずれかの★オプションが必要)
  • ★SC-ProxiLAB-PCD-AB&F :ISO14443(Type A, Type B)、FeliCa、およびISO 15693のPCD(リーダー)側のデジタルプロトコルをシミュレート
    します。
  • SC-ProxiLAB-PCD-ANA :PCD側のアナログパラメータを細かく制御できます。
  • ★SC-ProxiLAB-PICC-AB&F:ISO14443(Type A, Type B)、FeliCa、およびISO 15693のPICC(カード)側のデジタルプロトコルをシミュレート
    します。
  • SC-ProxiLAB-PICC-ANA:PICC側のアナログパラメータを細かく制御できます。
  • SC-ProxiLAB-PCD VHBR ASK:PCDシミュレーション機能でVHBR ASKをサポートします。
  • SC-ProxiLAB-PCD VHBR ASK PSK: PCDシミュレーション機能でVHBR ASKおよびPSKをサポートします。(PSKの対応は2017年Q4になります)