IxVeriWave Software Applications
IxVeriWave Software Applications
IP系 試験・測定・監視・検証機
VeriWaveは、デバイス単体から無線LANシステム全体まで、様々な角度から評価するためのソフトウエアアプリケーションを提供しています。
アプリケーションの種類
- WaveDynamix
- 無線LANデバイスの機能を手動で詳細に評価するためのアプリケーション
- WaveApps
- IEEE802.11.2ベンチマーク試験、ローミング、VoIP QoSなど多数のTest Suiteから構成されており、可変パラメータを自動制御することによりDUTの性能評価を短時間で行うためのアプリケーション
- WaveQoE
- エンドユーザQoEに主眼を置き、SLAの尺度を用いることにより無線LANシステムのパフォーマンスをより実践に近い形で評価するためのアプリケーション
- WaveClient
- 様々なバックグラウンドトラフィックをWaveBlade間で発生させ、実環境下でのWiFi端末の機能及びパフォーマンスを検証する為のアプリケーション
- WaveInsite Pro
- WiFi端末にAgentソフトウェアをインストールし、WaveBladeからのリモート制御で端末の接続及びフロー制御を行い、アクセスポイントと複数のWiFi端末間での接続性やパフォーマンスの検証を行うアプリケーション
802.11a/b/g/n及び10/100/1000T Ethernetにて機能及び性能試験を手動で細かく行うためのソフトウェアです。
フレキシブルな操作性を持ち、送受信キャプチャ機能、物理ポート統計、論理フロー統計のリアルタイムな統計表示、グラフ化が可能です。
多数のTest Suiteから構成されており、可変パラメータを自動制御することによりDUTの性能評価を短時間で行うためのアプリケーション。IEEE802.11.2 WLAN Benchmarking Test、WLAN Roaming、VoIP QoS、AAAの4つのTest suite群があります。
1) WLAN Benchmarking Test
IEEE802.11.2標準のWLANベンチマーキング試験で、以下の7項目を含んでいます。
- a)Latency Test
- 定義された負荷量においてDUT/SUTによるフレーム転送のレイテンシを計測します。
- b)Max. Client Capacity
- 定義された負荷量において、許容されるロス量を維持することのできる最大クライアント収容数を求めます。
- c)Max Forwarding Rate
- DUT/SUTの最大フレーム転送レートを計測します。
- d)Packet Loss Test
- 定義された負荷量にてDUT/SUTの転送レート、フレームロスの見地からレスポンスを評価します。
- e)Throughput Test
- DUT/SUTがフレームをロスすることなく転送できる最大スループットを求めます。
- f)Rate vs. Range
- 疑似端末の出力を可変させていくこと(range)により、パスロスと転送レートの関係を評価します。
- g)TCP Throughput
- TCPステートフルトラフィックを用い、様々なフレームサイズにてTCP goodputの試験を行います。
2) WLAN Roaming
WLAN機器のローミング性能を評価するもので、手動による煩雑さを排除して、自動制御により操作の簡易化と再現性のある試験結果を実現しています。
- a)Roaming Delay
- DUT/SUTのローミング遅延、パケットロスを計測します。
- b)Roaming Benchmark
- WLANコントローラが対応しうるローミング数を評価します。
3) VoIP QoS
背景負荷を掛けながらVoIP試験を行い、MOS値によりVoIP QoS性能を評価します。
- a)Service Capacity
- 背景負荷を掛けた状態でSLAを維持しながらハンドリングしうる 最大VoIPセッション数を求めます。
- b)Service Assurance
- 定義されたVoIPセッションのSLAを維持するために、どれだけの背景負荷を処理しうるかを求めます。
- c)Roaming Service Quality
- ローミング試験をVoIPトラフィックを用いて行います。
4) Wireless Mesh Performance Test Suite
ワイヤレスBackhaulで各アクセスポイントが接続され構成されたWirelss Meshネットワークに於いて、各ホップでの遅延時間やスループットの測定を行い、そのパフォーマンスを検証します。
- a)Latency Per Hop Test
- 複数のアクセスポイントがBackhaulで接続されたSUT(System Under Test)構成で、各アクセスポイント(ホップ)を経由した場合のフレームの遅延時間を評価します。
- b)Aggregate Latency Test
- 複数のアクセスポイントがBackhaulで接続されたSUT(System Under Test)構成で、全てのアクセスポイント(ホップ)を経由した場合のフレームの遅延時間を評価します。
- c)Throughput Per Hop Test
- 複数のアクセスポイントがBackhaulで接続されたSUT(System Under Test)構成で、各アクセスポイント(ホップ)を経由した場合のフレームのスループットを評価します。
- d)Aggregate Throughput Test
- 複数のアクセスポイントがBackhaulで接続されたSUT(System Under Test)構成で、全てのアクセスポイント(ホップ)を経由した場合のフレームのスループットを評価します。
- e)Maximum Forwarding Rate Test
- 複数のアクセスポイントがBackhaulで接続されたSUT(System Under Test)構成で、どの1ホップ経路がフレームロスの無い状態で最高のスループットを発揮出来るかを評価します。
エンドユーザQoEに主眼を置いて、より実践に近い環境の中でSUT (System Under Test)の性能を評価するsoftwareで、2つの試験カテゴリがあります。
1) Real World Deployment Tests
事前に用意された各市場において発生しうるトラフィックパターンを用いて、SUTが各トラフィックのSLAを維持しうるかを評価します。
下記環境でのプレコンフィグが用意されています。
- a) Enterprise (企業内)
- b) Hospital (病院)
- c) Retail (流通)
- d) University (キャンパスネットワーク)
- e) Residential (家庭内ネットワーク)
2) Functional Tests
SUT評価に主眼を置いて、各機能/トラフィックに対する振る舞いを数値化して評価するもので、以下の10項目が用意されています。
- a) Layer2/3 Triple Play QoS
- 過負荷状態でのSUTのLayer2 QoS能力を評価します。
- b) WMM / Legacy Power save
- WMM/Legacy Power saveの端末についてSUTがトラフィックをバッファリングする性能を評価します。
- c) FTP goodput
- SUTに対しFTPのgoodputを計測します。
- d) HTTP goodput
- SUTに対しHTTPのgoodputを計測します。
- e) VoIP Admission Control
- WMM admission controlを使ってSUTが保持できるVoIPコール数を評価します。
- f) Unicast Video Session Capacity
- SLAを守ってSUTが収容できるUnicastビデオセッション数を評価します。
- g) Bursty Load Performance
- バースト性のある負荷に対するSUTのパフォーマンスを評価します。
- h) Near/Far Clients
- APに対し距離の遠近を付けたクライアントをSUTが収容する能力を評価します。
- i) 802.11b/g/n Mixed Clients
- 802.11b/g/nクライアントをSUTが同時に収容する際のパフォーマンスを評価します。
- j) Multicast Video Performance
- マルチキャストビデオセッションに対するSUTの性能を評価します。
様々なバックグラウンドトラフィックをWaveBlade間で発生させ、実環境下でのWiFi端末の機能及びパフォーマンスを検証する為のテストスィートです。
Agentソフトウエア(WaveAgent)がインストールされたWiFi端末より、各種トラフィックを発生させ、TEST Benchに接続されたアクセスポイント間でのAuthentication,Association,等の機能試験や、さらに接続後のHTTPなどのアプリケーショントラフィックのスループット、遅延、ジッタ等のパフォーマンス評価を行う事が可能です。
また、上記の試験中にWaveBlade間で別途生成した各種のトラフィックを背景負荷として印加した場合や、アクセスポイントをローミングさせた場合等の、状態の遷移を検証する事も可能です。
特徴
- a)Agentソフトウエア(WaveAgent)をインストールする事で、WiFi端末より評価の為の各種アプリケーショントラフィックを発生させる事ができます。WaveAgentは、Windows XP/Vista/7、Linux, Windows Mobile、iPhone等各種O/Sをサポートしています。
- b)各種、背景負荷を印加した状態でのWiFi端末のAssociation, Authentication等の接続特性やセキュリティや操作性を検証可能です。
- c)他のトラフィックが存在する中、WiFi端末の高優先度のトラフィックが低遅延、低ジッタ、高スループットを維持しているかを検証可能です。
- d)他のWiFi端末も使用する中で、パケットロスの無い低遅延ローミングが可能かどうかを検証可能です。
- e)各種WiFi端末の状態を定義できます。(プロテクトモード、近傍端末、遠隔端末、等)
- f)Air Rate, Wire Rateパケットキャプチャ機能
- g)テストレポートの自動作成機能
WiFi端末にAgentソフトウェア(WaveAgent)をインストールし、WaveBladeからのリモート制御で端末の接続及びフロー制御を行い、アクセスポイントと複数のWiFi端末間での接続性やパフォーマンスの検証を行います。
802.11b/g WiFi端末と802.11a WiFi端末が混在する環境で、それらを単独で使用した場合と混在させて使用した場合の、アクセスポイントの接続性やパフォーマンスに関する挙動を検証可能です。
評価項目
- a)UDP Throughput
- b)TCP Goodput
- c)MoS,R 値
- d)RSSI(受信強度):WiFi 端末側で測定
その他機能
- a)テストレポート自動作成機能(PDF)
- b)ユーザ設定SLA に対する自動評価テスト機能