C-Freya-800G-ANLT

C-Freya-800G-ANLT

 

Xena C-Freya-800G-ANLT は、5つの Ethernet メディアレート (800Gbps, 400Gbps, 200Gbps, 100Gbps, 50Gbps) に対応した ValkyrieBay/ ValkyrieCompact のテストアプライアンスです。

 

 

特徴

  • 5種類の Ethernet メディアレート (1x800Gbps, 2x400Gbps, 4x200Gbps, 8x100Gbps, 8x50Gbps)に対応
  • コンパクトな1U 19インチの筐体
  • QSFP-DD800ケージ & QSFP112ケージの実装
  • 112G SerDes (PAM4) & 56G SerDes (PAM4)をサポート
  • Auto Negotiation/Link Training(AN/LT)プロトコル解析
  • DAC、ACC、AN/LTエンドポイントのテスト
  • PCSおよびPMAレイヤーのテスト機能

電気接続によるイーサネット伝送の重要な要素であるオートネゴシエーション(AN)とリンクトレーニング(LT)は設置時間全体の短縮、設定ミスのリスクの最小化、性能の最適化を実現します。

ANプロセスでは、接続された2つのデバイスが伝送速度とFEC能力に関する情報を交換し、共通の伝送パラメータセットに合意します。
その後、LTによって選択した伝送速度でBERが最小になるように、各機器の送信イコライザ設定を自動的に調整します。

Frayaテストモジュールは、112Gbps SerDes Ethernetのテスト機能を備えています。Freya Compact AN/LT (Auto Negotiation/Link Training) テストアプライアンスでは、プロトコルをステップ実行できるため、生じる可能性のあるエラーやタイミングエラーを容易に特定できます。
また、エンドポイントの挙動のテスト、AL/NT中のDUTの動作解析や関連するANパラメータとLT係数の設定が可能です。ライセンス(Freya-ANT)によって、Freyaのモジュールでも使用可能です。FreyaCompact AN/LTテストアプライアンスには、Frayaテストモジュールに含まれているトラフィック生成・解析(TGA)機能は含まれていません。

 

本製品では、テストユニットの自動イコライザ機能を無効にすることによって、イコライザ性能の検証が可能です。この機能は、Xena OpenAutomation (XOA)とXena のオープンソーススクリプト/テスト自動化プラットフォームの2つのソフトウェアアプリケーション(ハードウェアに付属)によって利用できます。

主要機能

Layer 1 テストツール
FreyaCompact AN/LTテストアプライアンスには、Freyaテストモジュールと同じL1機能をサポートするXenaのソフトウェア(ValkyrieManager)が含まれています。

AN/LTテスト
パフォーマンスおよびコンフォーマンステスト用のXena OpenAutomation (XOA) AN/LT テストユーティリティおよびAN/LTプロトコルテストスイートが含まれています。

  • Xena OpenAutomation (XOA) AN/LTテストユーティリティ:AN/LTプロトコルテスト用のコマンドラインツール。統計及びログの提供、DUTに対してLTプロトコルをシングルステップで実行可能。
  • Xena OpenAutomation (XOA) AN/LTテストスイート:パフォーマンスとコンフォーマンスのテスト用に設計。REST APIを介してサードパーティーの解析や自動化システムからの調整が可能。XOA AN/LTテストスイートアプリケーションとの併用で、スタンドアロンアプリケーションとしての実行が可能。

テスト結果

AN/LTテスト結果

 

AN/LT Log recording

 

LT status

 

AN status

 

Interactively configure SerDes Taps

 

SerDes PHY Tuning

その他テスト結果

 

FEC Statistics of each line

 

Pre-FEC Error Distribution

 

PRBS Test

 

Traffic Test

 

ユースケース

AN/LTプロトコルのテストおよびトラブルシューティング

サードパーティー製品との互換性の確保

コーナーケースのシナリオに対する耐障害性のテスト

 

また、本製品はソフトウエアによって以下4つのプロトコルの設定が可能です。

    • AN/LT disabled:ANおよびLTの無効
    • AN only:ANプロトコルのみの実行
    • AN and LT in automatic mode:ANの後にLTを自動で実行
    • AN and LT in interactive mode:ANの実行後、LTのインタラクティブモードを実行し、LTプロトコルを1つのコマンドで実行


AN/LTテスト手順

テストセットアップ

Xena OpenAutomationアプリケーションを実行するPCとAN/LTテスターの接続、AN/LTテスターと被測定機器を接続してテストを行います。

接続図

ポート仕様
対応メディアレート 800Gbps, 400Gbps, 200Gbps, 100Gbps
テストポート数 1x 800GbE, 2x 400GbE, 4x 200GbE, 8x 100GbE
インターフェースオプション QSFP-DD800 ケージ
112G SerDes:

  • 1 x 800GE
  • 2 x 400GE/ 1 x 400GE
  • 4 x 200GE/ 2 x 200GE
  • 8 x 100GE/ 4 x 100GE

56G SerDes:

  • 1 x 400GE
  • 2 x 200GE
  • 4 x 100GE
  • 8 x 50GE

QSFP112 ケージ

112G SerDes:

  • 1 x 800GE
  • 2 x 200GE/ 1 x 400GE
  • 4 x 100GE

56G SerDes:

  • 1 x 400GE
  • 2 x 200GE
  • 4 x 100GE
  • 8 x 50GE

※両ケージとも、同じインターフェース構成、同じSerDes速度での動作が必要。

1ケージ使用時の電力:QSFP-DD800/25W または QSFP112/15W
2ケージ使用時の電力:QSFP-DD800/15W + QSFP112/15W 受信エンジン(2 × 100GE モード)

前方誤り訂正 (FEC) RS-FEC (Reed Solomon) (544,514,t=15), IEEE 802.3 Clause 119, Clause 134
ポート統計機能 リンクステート、FCSエラー、エラー挿入、Rx/Tx Mbit/s、packets/s、パケット数、バイト数
フレーム間隔 (IFG) 16~56byte(デフォルト20byte: 8Bプリアンブル(SFDを含む)+12B IFG)
送信ラインレート アイドルギャップを強制的に発生させることで、実効ラインレートを-1,000ppm(-10ppm単位)まで調整可能
送信ラインクロック -400~400ppm(1ppmステップ)の範囲で調整可能
PPM スイープ 線形またはステップスイープで設定可能(+/-400ppm)
フィールドアップグレード FPGAファームウエア、操作用ソフトウエア共に完全対応
ループバックモード
  • Layer2 TXON2RX - TX-to-RX, TXポートから送信されるパケットをRXポートへも併せて転送
  • Layer2 TXOFF2RX - TX-to-RX, TXポートから送信されるパケットを外部へは送信せずRXポートへ転送
  • Layer1 RX2TX -PCS layer loopback,TXはRXに周波数をロックしない
PCS/PMAレイヤ
ペイロードテストパターン PRBS-31
アラーム PRBSパターンロス、リンクシンクロス
エラー解析 ビットエラー:seconds, count, rate
PCS仮想レーン構成 ユーザー定義のスキューをTx仮想レーンごとに発生
再配置機能のテストのための、ユーザ定義仮想レーンへのSerDesマッピング
PCS仮想レーン統計 仮想レーンオーダーと相対スキューの計測(2048bit迄)、補正ビットエラー、PreFEC
FEC総合統計 総補正FECシンボル、補正なしFECシンボル、推定Pre-FEC BER、推定Post-FEC BER、Pre-FECエラー分布グラフ
リンクフラップ ミリ秒(ms)単位での精度を保った単発または継続的なリンクダウン
エラーインジェクション(PMA Layer) ミリ秒(ms)単位での継続的なエラー挿入/BERの設定
エラーインジェクション(PCS/FEC Layer)
  • FECコードワードによるシンボルエラーの挿入
  • エラー分布によるFECコードワードのシーケンスの生成
Auto Negotiation/Link Training テスト
Auto Negotiation/Link Training
  • Auto Negotiation: IEEE 802.3 Clause 73、Ethernet Technology Consortium 400G/800G仕様
  • Link Training: IEEE 802.3 Clause 136、IEEE 802.3 Clause 161
Auto Negotiation/Link Training プロトコルテスト DUTへのLink TrainingのシングルステップによるAuto Negotiation/Link Trainingプロトコルテストを行うためのコマンドツール(Xena Open Automation Test Utilityを使用した場合)
Auto Negotiation/Link Training のパフォーマンスおよびコンプライアンス試験 Xena Open AutomationのAuto Negotiation/Link Training テストスイートで可能、サードパーティからオーケストレーションが可能
PHY/トランシーバ ETHERNET テスト
トラフィックジェネレータ
  • FCS付きイーサネットフレーム
  • トラフィック負荷:最大100%まで
  • フレームサイズの分布と内容の設定可能
PHYアドバンスト機能
イコライザーコントロール Tx 送信イコライザーコントロール

  • プリエンファシス
  • 減衰量
  • ポストエンファシス

Rxイコライザー(FFE/DFE/CTLE)のオートチューニングまたはマニュアルコントロール

シグナルインテグリティ解析 Advanced Signal Integrity View
送信エンジン
ポート毎のストリーム数 1(ワイヤスピード)
ストリーム毎のテストペイロード挿入 ワイヤスピードによるパケット生成
ストリーム統計 TX Mbit/s、packets/s、パケット数、バイト数、FCS エラー
帯域幅プロファイル バーストサイズ及び密度を定義。ユニフォームとバースト的な帯域幅プロファイルストリームは交互に配置が可能
パケット長制御 パケット長の固定(56byte~12288byteまで対応)、ランダム、バタフライ、増長が可能
パケットペイロード(basic) ユーザ定義の1~18byteパターン、8bitインクリメントパターンの繰り返し使用が可能
パケットスケジュールモード Normal(stream interleaved mode) - 標準スケジュールモード、高精度レート、パケットの変動、フレーム間ギャップ
受信エンジン
ポート毎にトレース可能なストリーム数 1(ワイヤースピード)
ストリーム統計
  • RX Mbit/s、パケット/s、パケット数、バイト数
ハードウェア仕様
発振器特性
  • 初期精度3ppm
  • 周波数ドリフト(1年目以降+/-3ppm,15年以上+/-15ppm)
  • 温度安定性:+/- 20 ppm(総合安定性 +/- 35 ppm)
AC電圧 100V - 240V
周波数 50Hz - 60Hz
最大電流 120V/2A, 240V/1A
最大消費電力 220W
重量 7.5 kg
環境 動作温度:10~35º C。保存温度:-40~70ºC。湿度:8%~90%(無結露)
サイズ W: 48.26 cm, H: 4.45 cm, D: 37 cm
Max. Noise 67,5 dBA
認証 FCC (米国)、CE (欧州)