SW-T1GA

SW-T1GA
L1コネクティビティ
SW-T1GAは、USB3.0によるタップ出力を特徴とする10/100/1000BASE-T対応のラインレートFull Duplexギガビット・アグリゲーションタップです。本製品は、PCのUSB給電により動作が可能なため、コンパクトな筐体と相まってフィールドでのパケット・キャプチャ用途に好適です。本機の特徴は、収容する全二重リンク両方向からのトラフィックを、USB3.0のタップ(モニタ)ポートから一つのストリームとして出力する点にあります。USB3.0は5Gbpsの帯域を有するので、仮に収容するリンクに1000BASE-Tラインレート(両方向で2Gbps)のバースト・トラフィックが発生しても、帯域不足によるパケット・ドロップは起こりません。すなわち、モニタ用のPCにとっては、GbE対応のインラインTAPと2Gbps性能のパケット・キャプチャカードを同時に備えるのと等価であると言えます。
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ユーティリティ・ソフトウェア付属
グラフ表示による帯域の利用状況、エラー情報等を提供することで、トラブルシュート時の解析作業をリードします。
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PCに装備される標準的なネットワーク・インタフェース・カードは、本来通信を目的としているため無用なデータは破棄するように設計されています。これらを、プロミスキャスモード(自分宛以外のパケットも取り込むモード)で機能させることにより、パケット・キャプチャ・ソフトウェア等の簡易的なモニタリングシステムは構成されています。しかし、この手法ではエラーを持つパケット(エラーフレーム)の処理が出来ないので、トラブルシュート用のツールとしては大いに問題があります。
また、全二重通信の双方向の監視では、2つのモニタ用ポート(NIC)が必要となります。さらに、SPANポート、リピータ、ポートアグリゲータ等を介した場合は、エラーフレームが転送できず、また帯域不足によるデータのドロップが発生します。
SW-T1GAは、これら諸問題を解決し、正確なパケットキャプチャをローコストに実現する、次世代型のソリューションデバイスです。
上部
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正面 | 背面 |
SW-T1GA | |
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コネクタ | 2 x RJ-45 (10/100/1000BASE-T対応インライン接続用) 1 x USB 3.0 (タップ出力用) 1 x 5V DC (外部電源オプション用) |
LEDインジケータ | 2 x リンク速度 (RJ-45) 2 x 通信状況 (RJ-45) 1 x 電源 |
最大レイテンシ | 1 Gbps リンク時: 370 ns 100 Mbps リンク時: 660 ns 10 Mbps リンク時: 6600 ns |
PCシステム要求 | Dual Core CPU 1GBメモリ USB3.0ポート Windows 7/8 (32bit/64bit) |
寸法と重量 | 69 (W) x 24 (H) x 124 (D) mm, 230g |
付属品 | 1.8m USB 3.0 ケーブル RJ-45 ケーブル ポーチ マネージャソフトウェア |
動作温度 (保管時温度) | 0℃ ~ 55℃ (-20℃ ~ 70℃) |
動作湿度 | 10% ~ 90%, ただし結露無き事 |
適合、規格準拠 | RoHS, CE, FCC class A |
製品保証 | 納入後1年間 |
SW-T1GA