SimpleIoTSimulator

SimpleIoTSimulator

IP系 試験・測定・監視・検証機

 

The InternetOfThings Simulator

  • SimpleIoTSimulator™ は、数千ものIoT(M2M)センサー/デバイス, ゲートウェイなどを疑似することが可能なデバイス・シミュレータ・ソフトウェアです。
    CoAP、MQTTなど主要な産業用デバイス向けプロトコルのサポートにより、IoT(M2M)関連製品の開発、検証、デモンストレーション、サポート教育などで必要となる大規模なデバイス・ネットワーク環境を、1台のPC上にシミュレーションする事が可能です。
  • SimpleIoTSimulator™ は、制約の多い環境下での情報取得を目的としてIETFにより標準化策定が進められている機器間通信向けのプロトコルCoAP(Constrained Application Protocol)をサポートしていますので、稼働中のCoAPセンサー/デバイスから取得した情報をテンプレート化することにより、数千ものセンサーやゲートウェイで構成される大規模なネットワークを容易に再現(シミュレーション)することが可能です。
  • SimpleIoTSimulator™ は、OASISにより標準化が進められている パブリッシュ/サブスクライブ型のプロトコルMQTT(MQ Telemetry Transport Ver3.1 ならびに Ver3.1.1)をサポートしていますので、ブローカー(パブリッシュ・サーバ)にサブスクライブ・トピックの指定を送信するMQTTクライアントの疑似が可能です。また、数千のクライアントに対するパブリッシュ送信を行なうMQTT ブローカーのシミュレーションも可能です。ブローカーへのトピック登録により、以後のメッセージを学習するユーティリティ機能も有しています。
  • SimpleIoTSimulator™ は、MQTTのバリエーションの一つで、よりコンパクトなパケット手順を有する
    MQTT-SN(MQTT For Sensor Networks)をサポートしています。MQTTの場合と同様に、特定のブローカーに対するクライアント疑似が可能です。またユーティリティにより、ブローカーにサブスクライブすることで、以後のメッセージを学習することが可能です。
  • SimpleIoTSimulator™ は、学習したXML/RESTリクエストデータを用いて、数千のHTTP/sクライアントのシミュレーションが可能です。
    また、学習したデータを用いた疑似HTTP/sサーバのセットアップにより、HTTP/sクライアントからのリクエストにレスポンスする事が可能です。
  • その他
    IPv4, IPv6 双方のプロトコルをサポート。
    通信情報のロストなどの障害事象のエミュレーションが可能。
    スクリプトによるエラーシナリオの作成が可能。
  • SimpleIoTSimulator™ の利用は、製品検証の確度を高めると同時に、機器費用と試験時間の大幅な削減に寄与します。これにより、IoT(M2M)プラットフォームのベンダー様は、製品の品質向上と市場への早期リリースを同時に実現できます。
  • SimpleIoTSimulator™は以下のプロトコルをサポートしています。
  • MQTT MQTT-SN MQTT-Broker HTTP/s client HTTP/s server
    CoAP Modbus over TCP BACnet/ IP server LoRa Gateway LoRa Device

    *SNMP、SSH、IoTマネジメントモジュール等のマネジメントプロトコルが必要な場合は、姉妹品のSimpleAgentProおよびSimpleAgentEnterpriseをご利用ください。

     

  • オペレーション
  • Test Setup Wizard
    Test Setup Wizardを利用することで容易に、シミュレートするデバイスの作成と設定を行うことが可能です。
    現在、対応しているテスト設定シナリオは、Gateway-Test、Cloud-Test、End-to-End Test、Cognito SmartCity Setup、LoRaWAN Test、LoRa Network Server Testです。

     

    デバイスクローニング
    作成済みのデバイスを任意の数複製することが可能です。
    複製するデバイスの数、デバイス毎のIPアドレス/MACアドレスの増分、マップ毎のデバイス数の設定が可能です。
    複製元のデバイスのシミュレーション設定も複製されるため、大量のデバイスをシミュレーションする際の設定が容易となります。
    シナリオマネージャ
    シナリオマネージャでは、Tclベースのセットアップスクリプトによってシミュレートするデバイスの動作を変更することができます。
    一例として、リンクダウン状態をシナリオによってシミュレートし、リンクしていた全てのデバイスの応答を停止させる等の操作が、あらかじめセットアップスクリプトで設定することで、マウスを数クリックするだけで即座に実行可能です。

     

      概要
      LoRaWAN (Long Range Wide Area Network )は低電力のデバイスが長距離無線接続を介してインターネットに接続したアプリケーションと通信できるよう設計されたネットワークです。IoT機器はネットワークサーバーへ情報を転送するLoRaWAN対応ゲートウェイに接続します。ネットワークサーバーはその情報をユーザーアプリケーションサーバーに提供します。

      海外では、Senet、LORIOT、Comcast' MachineQ 、A2A SmartCity などの企業が北アメリカ、ヨーロッパ、アジアでキャリアグレードのLoRaWANネットワークを運用しています。日本国内では、センスウェイ、SORACOM、NTTネオメイト、Softbank、KDDI、NTTドコモなどの企業が運用しています。IoT機器をそれらのネットワークに接続することが可能です。IoT機器からの情報はネットワークサーバーに集約され、APIはユーザーアプリケーションサーバーがネットワークサーバと通信するために使用されます。
      LoRaゲートウェイ・デバイスのシミュレート
      SimpleIoTSimulator™は操作の容易なIoTセンサー/デバイスシミュレータで、数千のセンサーとゲートウェイで構成されるテスト環境を一台のコンピュータ上ですばやく作成することが可能です。
      SimpleIoTSimulatorを利用することで、LoRaゲートウェイとセンサーシミュレートしてLoRaネットワークサーバーを下図のようにテスト可能です。

      SimpleIoTSimulatorはLoRaセンサーとLoRaゲートウェイ用に個別のデバイスコンテクストを作成するため、デバイスの一つ一つを操作して、様々なテストやデモシナリオを作成することが可能です。アップリンクデータメッセージとダウンリンクコントロールメッセージの両方をサポートしています。ゲートウェイの数、種類とセンサーの数を設定するだけで簡単にシミュレーターを設定できるウィザードも利用可能です。

      LoRaWANネットワークのシミュレート
      SimpleIoTSimulatorを利用することで、下図のような、ユーザーアプリケーションサーバーと通信するネットワークサーバーコンポーネントを含むLoRaWANネットワーク全体をシミュレーション可能です。

      SimpleIoTSimulatorはセンサー、ゲートウェイ、LoRaWANネットワークサーバーのデバイスコンテクストをそれぞれ個別に作成するため、デバイスの一つ一つを操作して、様々なテストやデモシナリオを作成することが可能です。アップリンクデータメッセージとダウンリンクコントロールメッセージの両方をサポートしています。ゲートウェイの数、種類とセンサーの数を設定するだけで簡単にシミュレーターを設定できるウィザードも利用可能です。一部の一般的なデバイスタイプとネットワークサーバーAPIのサンプルスクリプトがテンプレートとして利用可能です。

    SimpleIoTSimulator(ソフトウェア製品)
    最大シミュレーション台数 250, 5000
    OS RedHat Enterprise Linux version 6/7,
    Ubuntu 16/18,
    CentOS 6/7
    CPU Intel 64bit Quad Core
    Memory 32GB RAM
    Disk Space 100GB
    NIC 1Gb以上

    ※実際のハードウェア要件はシミュレーションタイプによって異なります。